家庭療育に実際取り組んだ先輩パパママ40人にアンケートを実施。その結果をまとめました!
Q1.子どもの発達が気になりだした年齢は?
―――半数以上が2歳までに何らかの気づき
・1歳半検診の時点で言葉は出ていたけれど、今思えば、「はっぱ」とか色々言葉を発してはいたものの、人に対する働きかけの言葉( 「ママ!」「みて!」「きて!」など)は無く、自己完結していた。赤ちゃんの時にあまりにも私のことを必要としていなかった点も違和感があった。(横浜市 34才)
・1歳前後の頃から、母親の直感として「育てにくいなぁ」という感覚があった。抱っこがすごく嫌い、後追いもしない、喃語で何かを伝えてくることもない。周りからは「考えすぎよ」とか「男の子は言葉が遅いから大丈夫」と言われていた。(東京都 36才)
Q2.ABAの家庭療育を始めたきっかけは?
―――約8割が、自ら探してABAの家庭療育にたどりついた
・区で勧められた親子教室は、母子の関係づくりの場というものだったが、もっと個人の問題に特化した支援はないかと疑問に思い、自分で探し始めた。(千葉県 39才)
・このままこの公立の療育センターに通っていても改善しないと察し、療育機関についても独自に探し始めた。(横浜市 40才)
・癇癪やできていたことができなくなっていく様子を見て、このまま通い続けて成長するのか疑問を抱き、もっと有効な療育方法を探した。(東京都 40才)
Q3.最も効果を感じた支援方法は?
―――半数以上がABAの効果を実感した
・ABAを始めて効果はすぐに現れた。語彙が増え、働きかけに子どもが答えてくれることが多くなり、コミュニケーションの手段を得たことでクレーン現象や癇癪が減った。(武蔵野市 35才)
・ポイントは、「褒めることの重要性」と「生活に密着し、子どもに合った課題構成」だと感じた。一人で悩んでいるのではない、親とコンサルタントとセラピストが一体となって子どもの発達をいい方向に向けて行くんだ、という感覚が持てた。(藤沢市 42才)
Q4.ABAの療育って年間いくらかかるの?
―――約半数が20万円未満と回答
・全国規模の親の会や書籍、インターネット上の情報を使って、初期投資2万円で家庭療育を開始することができた。(川崎市 42才)
・セラピー用の椅子と机、教材や強化子になるおもちゃやお菓子などを用意しても数千円で済んだ。(杉並区 28才)
・首都圏にはたくさんの療育機関があり、なかには月15万円以上掛かるところも。(豊島区 40才)
・児童発隊支援事業の枠組みで障害児通所受給者証を使って、月額数千円で充実した療育を受けている。(渋谷区 35才)