ADDSは自閉症があるお子さんと、そのご家族をサポートします。自閉症は、主に発達の早期に明らかになる先天的な脳の機能障がいです。その障がい名から「心の病気」という誤った印象をもたれがちですが、自閉症は心の病気ではありません。適切な療育を早期から行うことで、可能性を大きく広げることができます。療育を継続的におこなうには、ご家族の協力が必要です。
お子さんとのコミュニケーションのなかで、こんなことはありませんか?
名前を呼んでも振り向かない。視線が合いづらい。言葉に遅れがある。ひとり遊びが多い。特定のものに強いこだわりがある。集団参加が苦手。こうした行動の背景には自閉症をはじめとする発達障がいの特徴があるかもしれません。
ADDSでは、「ABA(Applied Behavior Analysis:応用行動分析)と呼ばれる手法を用いて行う療育が効果的な療育であると考えています。行動分析学の理論を応用し、環境と個人の相互作用の視点から、人間の行動の予測と制御を臨床場面で用いたものが、ABA(応用行動分析)です。ABAは、発達障がいのある個人への支援に関して、大きな成果を上げています。
海外ではスタンダードな早期支援モデルとなっている「ABA」ですが、日本では、まだ提供できる施設や専門家が非常に少ないのが現状です。
また、集中的かつ良質な早期家庭療育のプロフェッショナル・サービスを受けようとすると、年間、多大な費用がかかります。
ADDSは、そのようなプロフェッショナル・サービスを否定するつもりはありません。その必要性と効果を理解すれば決して高価ではありません。しかし、その費用を賄えるご家族がごく一部であることもまた事実です。
ADDSでは、保護者自身がお子さんの専門家になり、早期療育を主導していけるようサポートします。
セラピストがお子さんへの個別指導を行う間、別室で保護者の方もABAについて学べるプログラムです。指導内容を共有しますので、ご家庭でも療育に取り組むことができます。
※本プログラムのご利用には、通所受給者証が必要です。
ADDSで最もスキルレベルの高いセラピストが、毎週お子さんへの個別指導を通して密度の濃い課題構成を行います。保護者の方も同室で、指導手順と試行錯誤の全てを共有し、チームとなって家庭療育を進めるプログラムです。保護者の方が支援の担い手となり、家庭療育を主導していくために必要なスキルの獲得をサポートします。
「ネットdeぺあすく」は、スマートフォンやタブレットなどを利用して自宅などでABAに基づいた療育について学ぶことができます。遠方で通所が難しい、ABAの療育の視点を少し子育てに取り入れたい、という方にオススメです。
家庭療育のサポーターとして、認定セラピストが訪問支援を行います。ご紹介するセラピストはADDSの研修終了後、認定テストに合格した認定セラピストです。
※セラピスト紹介サービスは、ADDSの「ぺあすく」あるいは「早期療育スタートアッププログラムVer.2」にご参加いただいたご家庭が対象となります。
自閉症は、先天的な脳の機能障がいです。視線が合わなかったり、特定のものに強いこだわりが見られるなど、コミュニケーションを目的とした言葉が出ないなどといった行動特徴が明らかになります。その障がいの名前から「心の病気」という誤った印象を持たれがちですが、自閉症は心の病気ではありません。
詳しく見る特定非営利法人ADDSは、自閉症があるお子さんとその保護者の方が、早期の適切な支援によって、可能性を最大限に広げられる社会の実現を目指します。そのために、保護者や、あらゆる支援者、未来の担い手である学生にとっての「学びの場」であることを大切にします。
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